STUDENT STORY / 02
積み重ねてきた経験を、海の向こうへ。50代の整体師がAIと進めた、台湾でのスクール開講
knhmkさん | 50代
整体師・動物整体スクール講師
2026年10月1日 インタビュー

整体の現場で積み重ねてきた経験を、誰かに伝えられる教材にしたい。その一歩を後押ししたのが、AIの学びでした。人と動物の整体に携わるknhmkさんは、AIを使って自身の経験を整理し、4か月足らずで教材づくりを進め、台湾でのスクール開講につなげました。できることが増えた喜びだけでなく、挑戦の大変さも含めてお話を伺いました。
01台湾から届いた依頼が、学びのきっかけに
── まず、普段のお仕事について教えてください。
knhmkさん: 人の整体と、犬や猫の動物整体をしています。もともとは実業団で走っていて、その後は調味料メーカーに12年間勤め、工場の立ち上げにも関わりました。40歳で整体師として独立し、2年ほど前から動物の整体にも取り組んでいます。台湾では、動物整体を教えるスクールもしています。
── AIを学ぼうと思ったのは、どんな出来事からですか。
knhmkさん: 2025年12月に、台湾のトリミング学校から、動物整体のスクールをやってほしいと声をかけてもらったんです。教えるためには教材とカリキュラムが必要で、中国語への翻訳もしなければいけない。これからはAIを勉強しないといけないと感じていました。いくつか無料勉強会にも参加し、費用と内容、そして手厚くサポートしてもらえそうだと感じたことが、受講の決め手になりました。
整体の仕事に取り組むknhmkさん。02自分の経験を棚卸しして、教えられる形へ
── 教材づくりでは、どのようにAIを使いましたか。
knhmkさん: ChatGPTやGemini、NotebookLMを使いながら、自分がこれまでやってきたことを棚卸ししました。それを整理して、動物整体のメソッドとしてまとめていったんです。自分の中にある経験や考えを、教材にしていくためにAIを使いました。
── 形になるまで、どのくらいかかりましたか。
knhmkさん: 自分では年単位で取り組まないとできないと思っていた資料が、4か月足らずで形になり、台湾でスクールを開くところまで進めました。パソコンは、もともとExcelを一応使えるくらいだったので、ここまでできたのは大きな変化です。
動物とのふれあいの一場面。03教材だけでなく、日々の仕事にも使えるように
── 学びが仕事に広がったと感じることはありますか。
knhmkさん: SNS投稿の表現を確認する仕組みを作ったことから、投稿を半自動化する仕組みづくりにも取り組むようになりました。顧客管理の仕組みを自分で作ったこともあります。教わったことを、自分の仕事で必要なものに結びつけて試しています。
── 複数のAIは、どう使い分けていますか。
knhmkさん: ChatGPTをプロジェクトマネージャーのような役割にして、Claude Codeへの指示を一緒に考えてもらっています。すべてを一つのAIで済ませるというより、役割を分けて使う感じですね。今は、韓国でのプレゼンテーションに向けた韓国語の資料づくりにも取り組んでいます。
04週に一度、振り返れる場所がある
── 講座の中で、特に役立ったことを教えてください。
knhmkさん: グループコンサルには一度も休まず参加しています。週に一度、みんなと顔を合わせて振り返る機会があることが、自分の1週間の目標になっています。うまくいかないことを話せる場にもなっていますね。講師からClaude Codeを勧めてもらったり、やってみようと背中を押してもらったりしたことも、次の行動につながりました。
── 学び始めてから、ご自身に変化はありましたか。
knhmkさん: 以前は、計画を立てて、実行して、振り返って改善することが苦手でした。それが、気づいたら自然に回せるようになっていたんです。一方で、生活に余裕ができたかというと、正直、今は忙しくなったという感覚です。休みの日や夜もAIを使った作業をしていて、大変だと感じることもあります。できることが増えた分、それを整理して、仕事をもっと効率よくしていくことが、これからの課題です。
05AIを使って、届けたい仕事を育てていく
── 仕事以外でも、AIを使うことはありますか。
knhmkさん: ランニングでも使っています。ランニングウォッチのデータをChatGPTに渡して、練習内容などを相談しています。昔から続けてきたことにも、新しく学んだAIがつながっています。
── これから、どんなことに挑戦したいですか。
knhmkさん: 作ったシステムを販売することにも挑戦したいです。今まで作ったものを整理して残し、自分の仕事をもっと効率よくしたいとも思っています。台湾や韓国で講座をするたびに改善点をメモして、AIも使いながら教材を良くしていきたい。動物の事業を少しずつ育てて、自分も飼い主さんも喜べる形にしたいんです。そのための道具として、AIを使っていきたいと思っています。
── 学ぼうか迷っている方へ、伝えたいことはありますか。
knhmkさん: 人生には、大きく舵を切る時期が何度かあると思います。会社を辞めたときも、動物整体を始めたときもそうでした。今回の学びも、自分にとって大きな転機です。大変なこともありますが、得られたものもたくさんあります。
ランニングを続けるknhmkさん。取材日:2026年10月1日。記載内容は取材当時のものです。
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